LINE WORKS(ラインワークス)

LINE WORKS(ラインワークス)は、メッセージアプリで有名なLINEの子会社であるワークスモバイルジャパン株式会社により2017年2月2日にサービスが提供された。

”WORKING CLOSER”というコンセプトのもと、LINEならではの「利便性」や、業務上に求められる「機能性」、そして高い「安全性」を兼ね備えたサービスとして展開している。導入企業数は2020年1月時点で10万社を突破し、有料ビジネスチャット国内No.1のシェアを誇る。

飲食系や医療系など様々な業種への実績があるLINE WORKSは、無料プランでもすごく多機能である。今回は無料で利用できる基本機能を簡単に解説していきます。

LINE WORKS(ラインワークス)とは?

「そもそもLINE WORKSってなに?」「いままでのLINEとどう違うの?」という方も多いでしょう。機能を紹介する前に、まずはLINE WORKS(ラインワークス)の基礎知識を確認していきましょう。

LINE WORKSについて秒で解りやすく解説しているので参考にしてください。

無料で使える基本機能

次に、LINE WORKSの無料プランで使える基本的な機能を紹介していきます。

馴染みある画面でサクサク(チャット機能)

もちろんあのLINEですから、ほぼ同じ機能やインターフェイスを使えるという点においては、LINEユーザからすると最大のメリットと言えるはずだ。また、写真や動画など様々なファイルをメッセージに添付できる共通機能に加え、LINEならではの位置情報やアドレス帳などの送信も可能だ。

微妙なニュアンスもスタンプ機能で解決

メッセージングにおいてLINEスタンプはもはや手放せないトーク機能のひとつです。
これにより返信に困ったり、微妙なニュアンスなどもスタンプで表現できるので業務効率が上がったり、他部署へのコミュニケーション力が高まるでしょう。

ノート機能で見逃さない

前述のスタンプ機能をいつものLINEトークのように頻繁に使用すると、重要度の高いメッセージや態々メンションをつけたメッセージも目の届かない画面に流れていってしまします。
そのために用意されたのがこのノート機能で、重要な情報などを保存しておけばいつでも引き出すことができます。

音声・ビデオ通話

LINEではグループ通話が可能だが、LINE WORKSの無料プランでは1対1での通話しか対応していないのが残念である。
そもそもビジネスツールとして売り出しているので、1対1の会話には対応しているだけありがたいと思う。

画面共有機能

ビデオ通話を利用した機能の一種で、現在の画面を相手に共有することができます。こちらも無料プランでは1対1での共有しか対応していない。

大事な周知や情報共有も徹底できるホーム機能

プッシュ通知、必読設定、既読メンバー確認など管理者にはありがたい機能が用意されており、チャットやメールなどでは見逃しがちな情報もこの掲示板を使えば、従業員はいつでも情報を確認することができる。また、再通知やメンション機能を使ったコメントで見逃しや確認漏れを防止できる。

画像や動画の添付はもちろん、テンプレート機能を使えば簡単に作成することができるほか、予約投稿やの下書き保存もできるので、スキマ時間を利用した投稿も可能となる。

カレンダー機能

個人の予定だけでなく他人の予定も確認できるカレンダー機能は、自分やメンバーの予定だけではなく、会議室や共有設備の利用予定も管理できる。
予定作成と同時に共有設備の空き状況が把握できるので、会議室が使われていたり、プロジェクターがないというトラブルを未然に防止できる。

飲食店ではこのカレンダー機能をシフト表として活用しているそうだ。

アンケート機能

チャットで会議日程を調整すると無駄なやり取りが発生しますが、このアンケート機能を使えば日程調整に無駄な労力を使う心配もありません。

イベントの出欠確認や災害時の安否確認など、様々なシーンに対応したテンプレートが予め用意されているので、すぐにアンケートを送信できます。
社内だけでなく、LINEユーザーや他社のLINE WORKSユーザーへもアンケートを実施できるため、顧客や取引先への意見調査等も行なえるのだ。

回答は表やグラフで自動的に集計されるので、結果をひと目で確認することができます。

アドレス帳

各部署、各拠点のメンバーを一覧で確認できる、階層型アドレス帳はとても便利です。
名前を覚えていない場合でも、組織からメンバーを検索することができます。他の機能とシームレスに連携しており、LINE特有の無料通話はもちろん、グループへの招待もその場で可能となる。

グループ機能

部署やチームといったセクションごとにグループが簡単に作れる
きれいにグルーピングしても無料プランでは音声・ビデオ通話はできない。もちろんメッセージ、ノート機能やカレンダー機能などはグループ内で利用化(スタンプ機能も)。

管理とセキュリティ

管理者のみが許された機能で、従業員や組織を一括管理ができます。 組織階層や役職、兼務の設定など、日本の企業文化に最適化された、機能構成で社内システムとしての管理が行なえる。

無料プランでは2週間の履歴しか保存されていないが、利用履歴をモニタリングし、日時、作業内容、IPアドレス、送受信者等の条件で検索したログを随時確認し情報漏洩を未然に防ごう。

LINE WORKS(ラインワークス)の無料プランまとめ

  • メッセージにファイル添付やスタンプを送信できる
  • 音声・ビデオ会話は1対1でしか利用できない
  • 画面共有も1対1でしか利用できない
  • アドレス帳から簡単にグループが作れる
  • ホーム機能で大事な周知や情報共有が徹底できる
  • 会議室や共有設備の管理もできるカレンダー機能がある
  • アンケート機能で日程調整や意見調査等などが簡単に集計できる
  • セキュリティに優れた管理機能情報漏洩などを未然に防止できる
  • グループウェアなどのタスク管理は有料プラン
  • 無料プランは広告が表示され、180日間一度もご利用がない場合、自動退会となる
  • プランのアップグレードは可能だが、ダウングレードはできない

秒では治らないほど業務に必要な機能が盛り沢山でしたね。
音声・ビデオを用いたグループ機能でやや不便を感じそうですが、利便性、機能性、安全性を兼ね備えた充実したビジネスツールを無料で使える時点でありがたいですよね。

どうしてもグループ通話したいという方は、有料のライトプラン(300円)にアップグレードすれば、最大200人まで対応可能だし、ベーシックプラン(500円)だと、Drive(共有フォルダ)やタスク管理などグループウェアの機能が加わります。
どのプランも他社と比べると安価なので、有料リモートワークツールの導入においても検討できます。

Have a good one!